なぜ犬に整体が必要なのか?
「犬の整体?」「初めて聞きました」「うちの子はまだ若いし元気だから必要ないですよね」
まだまだこのようなお言葉をいただくことが多く、犬の整体の認知度は低いのだなあと感じることが多いです。
なので、ここで改めてなぜ犬に整体が必要なのか少しまとめてみたいと思います。
わかりやすくいうと「健康寿命を伸ばすため」これだと思います。
人間の定義では健康寿命とは健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間とされており、これはワンちゃんでも同じことが言えると思います。
もちろん大切なワンちゃんが生きていてくれることが1番ではありますが、健康で長生きしてくれればより幸せに過ごせると思います。
では、なぜ整体をすることが健康寿命を伸ばすことにつながるのでしょうか。
健康寿命を伸ばすために必要と考えられていることは、大きく2つ。適切な食生活と適度な運動です。
適切な食生活としてはワンちゃんの年齢や生活に適した栄養をきちんと摂り、そのために歯とお口の健康を維持することが大切です。
そして適度な運動をすることで骨や筋肉を鍛え、それによって老化のスピードを遅くする、関節や神経疾患の予防をする、肥満の予防をすることが出来ると考えます。
しかし、人間と同様にワンちゃんも成熟(大体3歳)した頃をピークに徐々に衰えがはじまってきます。
特に現代の人間社会で生活するワンちゃんは、飼い主である人間を見上げるために首が凝っていたり、フローリングや固い床の室内での生活で十分に手足の関節を動かせていなかったり、外で思いっきり駆け回る機会が少なく、筋肉を十分に使えていないなど、様々な理由で人間以上に筋肉やに負担がかかりが凝りやすくなっているといわれています。
その状態で生活を続けていると、必要な「適度な運動」を行うことができずに、いつの間にか筋肉が衰え、関節の可動域が狭くなり、姿勢が崩れ、動作能力が低下してしまう。
そうしてますます動かなくなり、筋肉や関節が衰える、と負の循環に陥りやすくなってしまうのです。
ではどうしたら良いのでしょうか?
その負の循環を断ち切るためにできることのひとつが、犬の整体だと思うのです。
犬の整体ですることは凝り固まった筋肉をほぐし、関節の可動域を改善し、姿勢を整え、結果として動作能力を向上させることです。
することはとてもシンプルですが、健康寿命を伸ばすために必要な適度な運動に結びつくものだと思うのです。
愛犬の健康寿命を延ばし、犬も人も幸せに過ごすための選択肢の一つに犬の整体も加えていただきたいなあと思っています。