今さら聞けない❔筋肉の重要な働き❕
私たち人間や犬にとって筋肉が大切であることは明白ですが、筋肉がどんな働きをしているか意外と知らないこともあるかも知れません。
ここで改めて筋肉の働きについて考えてみたいと思います。
筋肉の働き
①骨格を支え、体を動かす
あるく、走る、座るなどの動作が筋肉の伸び縮みによって成り立っていることはもちろん、体を支え姿勢を維持するだけでも多くの筋肉を必要とします。
②熱を作り、代謝をあげる
生きるために必要な体温を保つための熱生産の約6割を筋肉が占めています。そしてこの熱生産のために脂質や糖質を原料とするため、代謝が上がります。
③ポンプの役割
血液は心臓から押し出され、体の隅々を巡って静脈を通って戻ってきます。筋肉が伸び縮みすることで、静脈に圧力をかけ血液の循環が促進されます。
④外部の衝撃から体を守る
内臓や骨などを衝撃から守る、いわば鎧の役割を果たしています。また、歩く、走る際の衝撃を吸収し関節を保護しています。
⑤そのほか
●免疫力を高める
免疫細胞を活性化させるアミノ酸は筋肉に多く蓄えられていますので、筋肉が減ると免疫機能も低下すると考えられます。
●ホルモンの産生
骨格筋は筋肉や骨の形成や産生に関与するホルモンを産生すると言われています。
●水分の貯留
体の中で最も大量の水分を保持しているのは筋肉です。筋肉が少ないと水分貯留が難しくなります。
犬も人も、高齢者や子供が脱水のリスクが高いと言われるのは健康な成人、成犬と比べ筋肉量が少ないからとも考えられます。
これだけでも、生命を維持し健康に過ごすためにいかに筋肉が重要か、改めて納得です。
言い換えれば筋肉がきちんと働ける状態にしてあげないと、この重要な働きも損なわれてしまうんです。
ですから、整体で筋肉は緩め、きちんと働ける状態にしてあげることがとても大切だと考えられます。
その大切な筋肉を整えるためのお手伝いが犬の整体でできればとても嬉しいと考えています。